切迫早産で突然の入院!第一子・第二子それぞれの入院までの経緯と反省点

1 切迫早産

第一子では初めての妊娠ということもあり、お腹の張りへの自覚が乏しく、体重増加を気にするあまり「動いた方が良い」と思い込んで過度に活動してしまい、結果的に切迫早産で約2カ月の長期入院となってしまいました。

一方、第二子では経産婦であることもあり、もともと子宮頸管が柔らかい傾向があったものの、前回の反省を生かして行動に気をつけた結果、上の子の育児と並行しながらも入院期間は半分で済みました。

この記事では、第一子・第二子それぞれの切迫早産による入院までの経過や、実際に感じた反省点、注意して良かったことなどを、体験談としてまとめました。

第一子のとき:まさか自分が入院に?自覚ゼロからの突然の入院へ

 とにかく動いていた毎日

つわりは食べつわりで、体重が初期から順調に増加していました。

若かったこともあり、「太りたくない!」という気持ちと「体重管理をしっかりしなきゃ!」という思いが強く、日常生活ではたくさん食べてできるだけ体を動かすようにしていました。

また、妊娠中期の内診で「子宮頸管長に問題なし」と言われ、「自分は頸管無力症ではないからたくさん歩くくらいの運動はしても大丈夫!」と安心しきっていました。

・通勤は徒歩+階段
・職場内もずっと歩きっぱなしor立ちっぱなし
・当直(夜勤)も通常通り勤務
・張りに関しても、日中は動き回っていたため自覚なし

夕方に「ちょっと張るかも?」と思う程度で、深く考えていませんでした。

気づいたときには…28週健診で突然の入院へ

28週の妊婦健診で、内診の結果、子宮頸管長が21mmに短縮していると言われました。
さらに、子宮口も開きかけていて、赤ちゃんの頭も下がってきている状態と説明されました。

NST(ノンストレステスト)では定期的な張りが見られ、「切迫早産」の診断。

そのまま即入院となってしまいました・・・。

入院までの流れ

入院時にはNST(ノンストレステスト)で子宮収縮の回数・頻度・間隔をモニタリングし、その結果に応じて点滴の薬剤量を調整されました。

第一子のときは、リトドリンとマグセントの2剤併用で子宮収縮を抑制しながら管理を受けました。

反省点

張りの有無を「なんとなく」ではなく、回数を数えて可視化することが大事だと感じました。

また、「頻繁には張っていない」と思っていても、

✓何時間に何回張っているか
✓定期的に張っているのか

などを具体的にチェックして客観的に医師に相談することで早期発見につながると感じました。

第二子のとき:前回の経験を活かして、早めの対策を意識

妊娠中期から意識したこと

第一子での切迫早産・長期入院を踏まえ、とにかく無理をしないことを心がけました。

・長時間歩くなど過度な運動は控える
・なるべくエスカレーターやエレベーターを使う
・張りが出たらなるべくすぐに休む
・家族に頼れることは頼る

また、妊娠初期から「前回の切迫早産歴」を医師に共有していました。

ただ、第一子の時とは違い、上の子のお世話があるため、必然的に運動量は増えてしまっていたと思います。

健診での対応もスムーズに

通っていた病院は第一子のときとは異なっていましたが、妊娠初期の段階で前回の妊娠で切迫早産による長期入院の経験があることを医師に伝えていたため、妊娠中期以降は毎回の健診で子宮頸管長を測定してもらえました。

お腹の張りが増えてきたため医師に相談し、リトドリンの内服を開始。

しかし、前回と同様に28週で自宅安静となってしまいました。
ただしこのときの子宮頸管長は27mmで、即入院は回避できました。

以降、子宮頸管長は徐々に短くなっていき、結果的に32週から管理入院(子宮頸管長が前回妊婦健診の21mm➡11mmとなったため)となりました。
※入院基準は病院や週数によって異なるようですが、20mm~25mmをきり、定期的な子宮収縮を伴うと管理入院になることが多いようです。

とはいえ、前回の経験を活かして日常生活に注意していたこともあり、上の子のお世話がある中での入院生活ではあったものの、最もストレスを感じる入院期間を前回よりも半分程度に短縮することができたと思います。

主治医からは、「運動量などの影響もあるが、もともと子宮頸管がやわらかくなりやすい体質かもしれませんね」と説明を受けました。

最後に:自覚がないからこそ、客観的な視点が大切

第一子では「まさか自分が」という気持ちが強く、張りに対しての意識が低かったと反省しています。

特に、第一子はお腹の張りというものに対してそれほど敏感に察知できないこともあるため、なるべくゆったりと過ごし、お腹の張りに注意を向けてもいいかもしれません。

第二子では経験を活かして、医師との連携を深め、早期の対応ができたことが大きかったと感じています。

妊娠中の体調は日々変化するもの。

「ちょっと気になるな…」という気づきが、実はとても大切だったりします。

これから妊娠生活を過ごす方に、少しでも参考になれば幸いです。

この記事を書いた人
皮膚科医ママこはる

国立大学医学部を卒業。
現在は皮膚科医として勤務。
3歳の娘を育てながらフルタイム勤務で仕事と育児の両立に奮闘中。
現在は第2子妊娠中!
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