体験者×医師目線で語る!長期入院生活を少しでもラクにするコツ

1 切迫早産

こんにちは!皮膚科医ママこはるです。

長期間にわたる入院生活は、不安やストレスを感じやすいもの。

少しでも快適に、そして穏やかに過ごせるように——。

この記事では、医師であり、2度にわたる長期入院の経験を持つ私自身の体験をもとに、
「入院生活を少しでも居心地のよいものにするためのちょっとした工夫やコツ」
をご紹介します。

医療スタッフと良い関係を築こう

医療スタッフと良好な関係を築くことは、長期入院生活を乗り切る上でとても大切なことです。良好な関係を築いておくと、出産時や産後も快適に過ごせますよ!

要望や伝えたいことは、なるべく短く・簡潔に!

産婦人科では、急なお産の対応などで医療スタッフが常に慌ただしくしていることも少なくありません。
もちろん、助産師さんや看護師さんはあなたの不安に寄り添い、話を聞いてくれる心強い存在です。
でも、どうしても一人の患者さんに長時間かけるのが難しい場面もあるのが現実です。

✓ 弱音を吐いたり、相談したりすること自体はまったく悪いことではありません。
✓ ただし、伝えたいことや要望はあらかじめ簡潔に整理しておくと、スムーズに対応してもらいやすいです。
✓ 長めの相談をしたい場合や、弱音を聞いてほしいときは、
  「急ぎではないのですが、〇分くらいお話を聞いてもらいたいことがあります。」
  と前置きして聞いてみると、忙しくないタイミングを見つけてくれるかもしれません◎

こはる
こはる

忙しい時間帯に長時間の相談を押し付けてしまうと、看護師さんも余裕がなくなって、しっかり話を聞いてもらえず…
かえってこちらの不満が募ってしまうことも。
タイミングや伝え方は意外と大事!

質問や相談は「相手別」に!

入院中は聞きたいこと・頼みたいことがいろいろと出てくると思います。

医師として働く中でも日々感じるのは、患者さんが「誰に何を聞けばいいか」を把握していると、医療者側の対応がスムーズになるだけでなく、患者さん自身にとっても大きなメリットがあるということです。

不適切な人に質問や依頼をすると伝言ゲームのようになって伝達ミスがおきたり、解決するまでに時間がかかったりします。

医師
  • 現在の体の状態、今後の見通し
  • 病気・薬のついて
  • 退院時期の相談
こはる
こはる

先生には頻繁には会えないから、回診時に聞きたいことをメモにまとめておくとスムーズだね!

看護師・助産師
  • 点滴のトラブル
  • 体調の変化の報告
  • スケジュールの確認
こはる
こはる

一番関わるのある看護師さん・助産師さんには、小さな変化も遠慮なく伝えてOK!
でも、簡潔に&わかりやすくを意識して伝えよう!

看護助手・清掃スタッフ
  • 食器の回収
  • 備品の補充
  • ちょっとした用事(お茶を買ってきてほしいなど)
こはる
こはる

治療に関わること以外の身の回りの頼み事を頼もう!

◆誰に聞いたらわからない!そんなときは◆
バイタルチェックや回診のタイミングで「これは誰にお願いすればいいですか?」と確認してみましょう。

こはる
こはる

私の場合は、傷病手当の書類について、だれに提出したよいか?を看護師さんに確認しました!

ナースコールは、緊急度と内容をあらかじめ簡潔に伝える!

相部屋だったとき、お隣さんがよくナースコールで、「ちょっと来てもらえますか?」と要件を伝えずに話していました。

これは実はあまりオススメできません

看護師さんにとって、要件がわからないと
・緊急かどうか
・持っていく物品があるか
などが判断できず、二度手間になってしまうこともあるからです。

具体例
  • 「アラームが鳴っています」→ 急ぎではないが対応が必要!
  • 「点滴が腫れています」→ 差し替えの準備して訪室しよう!
  • 「吐いてしまいました」→ 着替えやタオルを持ってすぐに向かう!

◆お隣さんに聞かれたくない!内容を伝えづらい場合は◆
「急ぎではありませんが、少し相談したいことがあります」
など**緊急度だけでも伝えると◎**です。

 病院食でのちょっとした工夫

病院食は基本白米が多いです。

第一子の時の産院はうどんなどは時々出ていたものの、第二子の時の病院では麺類は出ませんでした。

そのため、白米に飽きやすく、ふりかけは必須でした!!
ふりかけすらも飽きた…そんな時はお茶漬け!

梅昆布茶を持参していたので、それをご飯にかけてお茶漬けにするのもよかったです。
お茶としても飲めるのでgoodです!

点滴トラブルや体調変化の報告は「なるべく日中のうち」に!

看護師や助産師をはじめとする医療スタッフは、日中に人数が集中しています。
夜勤のスタッフももちろんいますが、人数はぐっと少なく、限られた人員で対応しています。
夜間にお産が重なれば、そのぶん手が回らなくなってしまいます。

そのため、点滴のトラブルや症状の変化などは「夕飯後でもいいかな」などと後回しにせず、なるべく日中(9:00~16:00頃)のうちに報告・対応をお願いするのがおすすめです。

こはる
こはる

もちろん「夜間に急な変化があった場合」は遠慮せずナースコールを!

入院中にあると便利なもの

▶︎詳しくは別記事でまとめています!

まとめ

不安や孤独と戦いながら過ごす入院生活。

小さな工夫や気遣いが、自分にも、まわりにも、心地よい時間をもたらしてくれます。

あなたの入院生活が少しでも快適になりますように…!

この記事を書いた人
皮膚科医ママこはる

国立大学医学部を卒業。
現在は皮膚科医として勤務。
3歳の娘を育てながらフルタイム勤務で仕事と育児の両立に奮闘中。
現在は第2子妊娠中!
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